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ハイチ大地震
自然災害は、大きな国・小さな国、文明が発達していようといなかろうと
どこでも起きること。
でも、治安悪化や暴動はどうなんでしょう?

私が「ハイチでも暴動起きたね」と言うと
R「貧しいからな」
「じゃ、チベットは?祈りの国だけど…?」
R「政情が不安定やからな。日本くらいやろ、暴動が起きんかったの。
  配給もきちんと並んでもらってたし」
「じゃ、貧しいブータンで災害が起きたら暴動起こると思う?」
R「…起きんかもしれんなぁ」
同じ痛みを伴った状況でも、人のとる行動は様々です。

確か、マザーテレサが“貧しい人は幸いである”と言い、
貧しい人は、飢え死にしそうな中でもらった僅かな糧を半分だけ口にし、
残りを同じく貧しい隣人に持っていった…という話があった気がします。
荒れた欲望の中で人を押しのけて、肉体的に数日生き伸びることと、
静かに他人を思いやる気持ちの中で、精一杯今を生き抜くということ、
どちらが満たされているのでしょうか?

暴動の起きなかった日本にも、虐待やいじめはあって、
それを他人事とする虚無が蔓延しています。
生き方はそれぞれですが、
せめて、人の痛みに無知で無関心でいないでほしいと思います。
思いやりの中に、人の求めている癒しがあり、安らぎがあり、
豊かさがあると思います。
by codomo_bunka | 2010-01-21 21:35 | ひとりごと