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怒りと不機嫌の理由
最近、怒りと不機嫌がテーマの本が次々と出版され、
売れているそうです。
著書の一人は、現代社会の利便性を唱え
「欲望が簡単に満たされ忍耐性がなくなり、思いやりが育まれなくなり、
思い通りにいかないと怒りを感じる」と書いていました。
不況でネガティブな感情が蔓延している・・・とも。

一理あるのでしょうが、
不況でなくても今まで、戦争や辛い状況はたくさんありました。
また、欲望を抑えること=忍耐性につながるとも思えません。

幼い頃から競うことだけ教え、結果至上主義で走り続けてきたら、
相手の求める結果を(不況もあるし、病気、老い、様々な理由で)
出せなくなったとき、自分は不必要なものと思い、心が折れてしまいます。
逆に、過程を大切にするということは、
その人に合わせたスピードでの成長、努力をあるがままに受け止める行為です。

以前、私が「心って与えた分だけ幸せな気持ちになって、
与えれば与えるほどふくらんで大きくなっていくような気がするのに、
どうしてみんなギブ&テイクって言うの?」と聞いたとき、
Rは「自分が不幸やのに人に与えることなんかでけへん。
自分はこんなに頑張ってるのに周りの評価が低い。
もっと褒めて欲しい、わかってへん奴ばっかりやと思ってる」と。

欲しい欲しいと思っていると貰えなくて(満たされなくて)、
柔らかな(柔軟な受け入れの)気持ちで接しているだけで、いつの間にか、
相手の優しさに包まれて、満たされていくのが心かもしれません。
でも、そんな風に振る舞うには、子どもであれ、大人であれ、
まず「そのままの自分」を認めてくれる人が、隣に必要なのだと思います。
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by codomo_bunka | 2009-12-14 21:23 | ひとりごと